2010/05/17
XRシリーズ用 強化パーツ第2弾のご紹介!!
いつもアクセスしていただき、誠にありがとうございます。
さて、前回も触れましたが手の痺れにより、現在オリジナルパーツの製作を控えております。
だいぶ回復してはいるのですが、やはり指先の感覚が完全に治らないと納得のいく正確な作業はできません。
今は、頭の中で色々なアイデアを考えながら、XRユーザー様に納得していただける実用パーツを考案している次第でございます。
また、すでに当方の出品パーツを落札していただきましたXRユーザーの皆様から、お見舞いや励ましのお言葉を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。
オークションという媒体の中で、こんなに人間味の溢れる体験ができるなんて思ってもいませんでした。
この場を借りまして、御礼を申し上げますとともに、これからもご愛好賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、今回のタイトルは『強化パーツ第2弾』ということで、XRユーザーの皆様に実用パーツをご紹介したいと思います。
いきなりですが、このパーツを見て「なぁんだ、ただのドライブチェーン調整カムじゃないか!」とお思いになるでしょうが、このドライブチェーン調整カム(正式名称は、チェーンアジャスターです)はちょっと違います。
では、何が違うと言うと
普段の通勤や長距離ツーリング、また林道やレースとシチュエーションごとにリアスプロケットの交換やドライブチェーンの調整、またタイヤ交換を幾度となくしてまいりました。
ある時、チェーン張りの調整を行ってリアアクスルシャフトを本締めした後にチェーンのスプラインを確認したら、僅かながらどうも右側に寄っていることが解ったのであらためて左側のリア周りを見たところ、リアスプロケットやドライブチェーンが内側に向かって偏磨耗していることが判明しました。
最初は、何が原因なのかが全く解らなくていろいろ考えていましたが、とりあえずもう一度組み直してみることにしました。今度は慎重に作業を行って、一度アクスルシャフトを仮締めしてスプラインの整列を確認してから本締めを行いました。
ところが、スプラインを再び見てみるとやっぱりずれて固定されてしまうので、パーツを一つ一つをチェックしたら、左と右のドライブチェーン調整カムの違いに気が付きました。
その違いとは、ドライブチェーン調整カムのアクスルシャフトが通る穴の口径が右に比べて左の方が、微妙ながらも前後の方向に対して楕円形状に伸びていたことと調整用カム山の変形でした。(目を凝らしてよく見ないと判らないような程ではありますが…)
つまり、駆動力が集中している左側の方が経過年数とともにドライブの応力によって変形しやすいということに気が付いたのです。
左右の均一なアクスルシャフトの調整ができなければ、摩擦抵抗が発生して適正な駆動力が伝達されないこと、また駆動系に関わるパーツは短命になってしまい、ひいてはアクスルシャフトやハブベアリングまでも悪影響を及ぼすことになります。
ロードバイクやモトクロッサーはアクスルシャフトの調整が無段階に調整できるのに対して、カムタイプは決まった位置でしかアジャストすることができない都合(調整自体はとても簡単な方法なのですが…)リアアクスルシャフトの微調整までは修正できません。
そこで、長期間の使用や頻繁な着脱作業でも十分耐えれることを踏まえて、左側のドライブチェーン調整カムの強化を図ることに思いつき、実用品として実装した次第です。
普段はまったく気にしないパーツではありますが、厚さも十分ありますのでメンテの際に愛車をご確認していただき、予防対策やリア周りのリフレッシュとしてご検討してみてはいかがでしょうか?
ただし、誠に申し訳ないのですが僅かしか在庫がございません(当方でも再入荷は非常に難しく、手持ちの在庫分しかございません)ので、ご入用の際は出品状況をご確認いただきまして、ご入札のご検討よろしくお願いいたします。
オイルライン強化ボルトの詳細ページはこちらからどうぞ! blog-entry-4.html
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XR250/BAJA用XR-Rレーサースプロケットカバーの詳細ページはこちらからどうぞ!blog-entry-16.html
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