2010/03/12
いつも、ご覧いただきましてありがとうございます。
今は、何気なく乗っているXRですが、よくよく考えてみると免許を取得して初めて乗ったバイクからオフロードバイクでありました。
18歳のとき原付免許を取り、大学に通学するために入学祝に買ってもらったのが
「ホンダ・MTX50」という2STバイクでした。
当初、バイク屋さんから貰っていた各メーカーのカタログを一通り目を通して、買って貰うならこのバイクと決めていたのが
「ホンダ・JAZZ」「スズキ・ギャグ」という知る人ぞ知っている往年の原付名車でした。
当時、結構スクーターも色々なタイプがありましたが、将来自動二輪免許を取りたいと思っていたのでマニュアル車に乗っていれば練習になるし、スクーターより長距離を楽に走れるだろうという考えで候補を決めていたのですが、本屋で月刊オートバイやチャンプなんぞのバイク雑誌を立ち読みしていた時に、ある本が目に飛び込んできました。
それは、『ガルル』という過激なネーミングの雑誌です。この頃は、まだ月刊ではなく隔月で販売されていた時期で、おもむろにパラパラとページをめくってみると、ウイリーやジャンプ、また砂煙を上げながらカウンターを切っている写真がバンバン載っていて、自分の頭にあるバイクの概念が一気に吹っ飛んでしまい、速攻でガルルを買って部屋にこもり一日中見ていました。
そのうち、完全にオフロードというカテゴリーに洗脳されてしまい「俺も飛ぶんだっ!」て感じでオフ車選びをはじめ、「ホンダ・MTX50」「スズキ・ハスラー50」そして「ヤマハ・DT50」という3種類のバイクの専門カタログをかき集め、どれにしようかと悩んでバイク屋のおじさんに相談したら、
「DT50は、小さいからあんたじゃ窮屈ぜ!」と言われて断念。
フルスケールタイプが残り、スタイルとカラーで結局ホンダに決定しました。
手に入ってからは、時間があれば空き地や河川敷でウイリーやテールスライド、土手を登ってジャンプをしたりと、自分の思うがままに操ることができる優越感と普段味わえない醍醐味、こけても割合痛くないし、バイクも壊れにくいし、と完全にオフロード色に染まってしまいました。
翌年、中免を取得後に先輩のお古で「MTX125」を譲り受け、県境の山々の林道なんかも結構走りに行きました。
途中、アルバイト先のバイク屋で給料代わりに貰った「RGガンマ250」という2ST2気筒のオンロードレーサーレプリカも乗りつつ、オンとオフの両刀使いをしていた時期もありましたが、どうもオンには馴染めなく半年で辞めました。
で、ちょうどホンダが新しい2ST250CCのオフ車を発売すると噂を聞き、一生懸命アルバイトした給料とMTX125・ガンマ250を下取りに出して購入したのが
'「98式CRM250R」なのでした。
このバイクで、林道やレース、ツーリングに通勤と10年間の間、大活躍してくれましたがキャブレターや各シール類、ダンパー抜けとガタがひどかったので次のバイクはどうしょうと悩んでいたときに、長く乗れる4STにしようと決意して、新車購入したのが今の愛車『97式XR250』です。
レースで初めて優勝させてもらったり、スーパー林道を走ったり毎日の通勤にと現役でがんばっています。
昨年に腰上のOHもしたので、後10年は大丈夫そうな感じですし、今まで乗ってきたバイクで一番いじり回っているバイクでもあるので、極端な話し「一生もの」としてこれからも大事にしていきたいなぁと改めて思うと同時に、オフロード一筋で良かったと思うのであります。