2010/10/26
新製作品のご紹介!
いつも沢山のアクセスをいただきまして、誠にありがとうございます!
『規制後’03XR250 チープチューン』がひとまず終わったところで、久しぶりにカッティングシートを使用して製作したデカールをご紹介したいと思います。
学生時代はバイクに飯を食わせるのに精一杯で、自分の生活費を惜しんでもバイクライフを満喫しておりました。
その当時は、ショップでバイク関係のスポンサーやパーツメーカーの『ステッカー』がよく陳列されていたものです。
でも、メーカー純正のステッカーはサイズが小さいながらも結構なお値段で、欲しいけど手が出せなかったことがありました。
金持ちの友達はバンバンとステッカーチューン(もう、死語でしょうか…)をして、うらやましく思いつつ、安い偽造ステッカーで我慢していました。(昔は、著作権やら登録商標のコピー物を売っていてもうるさくない穏やかな時代でした…)
たまに、お金に余裕があれば純正ステッカーを入手しては貼るのがもったいないと、大事にしまい込んでコレクションの一つとして集めていたことがあります。
でも、人間やっぱりあったら貼りたくなるもので、自分の愛車に純正ステッカーを貼れば気持ち的にも何だか速くなった気がしたもんですが、貼ったらもったいないので塗装屋まで行き、必要なカッティングシートを切売りしてもらい、自分でメーカー純正ステッカーの「ハンドメイドステッカー」なるものを納得のいくまで製作して愛車に貼ったりしていました。
それが高じて、いつの間にか「カッティング職人」と呼ばれるようになり友達から製作を頼まれたりして、渡した時に喜んでくれたらそれだけで満足でした。
道具もプロ用のアートナイフに直線や曲線専用などの刃先類やカット専用デスクシートも揃えて結構本格的に製作していた学生時代でありました。
今はステッカーの販売も店頭から消えてしまい、ないモノはパソコンでスキャナー取り込みで簡単にコピープリントしてあっという間に作れてしまい、制作意欲も何だか薄れ気味の昨今でしたが、やはり大きな面積に貼るようなデカール類は今でもゼッケンプレートやらフェンダーデカールは手作業で製作して、下地処理をしたうえで湾曲面はドライヤーで軟らかくして貼ったりしています。
もちろん既製品(殆どがUSA製)もあったりして珍しくはありませんが、意外と既製品でも専用にカットしてあるのにもかかわらず、サイズが小さかったり穴の位置がずれていたりと『アバウト』だったりします。【コンセプトはあくまでもガードパーツの部類で、仕上げや裁断サイズはイマイチ…】
そこでシート素材は、裁断後の施工が簡易で耐候性能に優れ、なお且つプリント柄もしっかりしていて高級感がある国内メーカー製造のシートを入手できましたので(当方のXR250に5年前に施工して以来、現在も品質に何ら問題も無く活躍していますし、Fフェンダー先端の傷防止やヘルメットのカラーリングにも使っています)、BOX専用デカールを作製した型紙を基に、より施工範囲に余裕を持たせつつ立体裁断を施しました。
カッティングシート類もいろんなメーカーを使用してきましたが、厚みがあり過ぎて貼りにくいものや柔軟性に欠けしわが寄りやすいもの、カーボン柄をエンボス加工でリアルに再現しているものの真っ黒で目立たないシート(3Mダイテックカーボンシリーズ)etc…、知っているものは試してみましたがこのシートは業務用シートとして内装や看板業者が使用するもので、カーボン調らしい光沢のある素材です。
エアクリーナーBOXは、外的環境に弱くて特に’95~’98式のグレー色は経過年数による変色や退色が早く(当方もそうでした)、’00式よりブラック色になってからは幾分目立たなくなりましたが、ヤレ感は否めませんし転倒や日常使用による傷も結構付きやすく目立ちやすい場所でもあります。
デカールの基本的な貼り方をご存知の方であれば、どなたでも簡単に施工できますし綺麗に仕上げができます。
機能パーツだけでなく、外装もたまにはいじってみてはいかがでしょうか?
結構、不雰気も変わっていっそう愛着も湧くと思いますよ!
結構、不雰気も変わっていっそう愛着も湧くと思いますよ!
空いた時間で、集中しながらの作業ですので極少製作ではございますが時々ご紹介させていただきますので、ご興味のありますXRオーナー様がいらっしゃいましたら出品をご覧いただきご検討の程、よろしくお願い申し上げます。