2011/09/05
毎日、沢山のアクセスを賜りまして誠にありがとうございます。
題名のとおり、前回の更新におきましては大反響を起しまして、当方といたしましてもかなり強い口調の文章となりましたこと反省するとともに、当方のオークション出品に対する心構えを今一度述べておきたいと存じます。
当方は、『チープなチューン』をモットーに掲げて自分の愛車’97XR250を所有し、XRを愛するが故に自己流ながら自分のアイデアを生かしてオリジナルのパーツ製作をしてまいりました。
雑誌や各種インターネットなどで、同シリーズ車種をお持ちの各オーナー様の「こんなパーツがあったらいいなぁ」、「このパーツはどうにかして装着できないかなぁ」 という情報を知り得ることで、当方と同じ様な考えのオーナー様が沢山いらっしゃるのを実感しまして、 『それなら実際に製作して、賛同が得れるのなら頒布してみよう』 という発想の基、オークションという媒体をとおして今日まで出品させていただいている次第です。
今までに製作いたしました各種パーツ群は、愛車に実装したうえで実際に製作したパーツの効果や耐久性を検証し、強度や精度を見極める為に適正且つ有効な部材の選定、代替溶接や切削等の加工などを独自の視点と理論及び技法でおこなってまいりました。
そして排気ガス規制装置搭載XRを所有している同僚にも協力してもらい、モニタリング車両として該当パーツ群を実装させてエンジンフィールや各パーツにおける有効性や効果などの意見を参考にして、製作当初からのパーツに対する改良の余地を見出すこともできております。
また、部材の手配におきましても品質にこだわりまして専門業者を開拓し、高品質且つ安定供給を目指して現在に至っております。
お陰様をもちまして、今日までに当方の製作品に多大なるご理解、有効性や効果などにご賛同いただいた各オーナーの皆様に数多く落札していただき、感謝に耐えません。
時には励ましやご丁寧なお礼をいただいたり、また「こんなパーツは出さないのですか?」、「こんなパーツは作れますか?」といったリクエストを頂戴することもあり、この頒布を始めてから『趣味が高じた事とはいえ、同じXRを所有するオーナー様のお役に立てることができて非常に嬉しい』という気持ちの反面、『他人の大事な愛車に使用してもらうという事は、大変な重責を担う』という責務も同時に生ずる事だと当方は常々考えております。
ですから、オリジナルパーツを製作する一製作者としての気持ちとして出品の際は、必ず出品説明はなるべく丁寧に各パーツの特徴や有効性はもとより、使用部材の効果や応用性などを解りやすく説明するのが製作した者の義務であり責務であると当方は思います。
部材の価格が変動したことによる価格の改定は【やむを得ないこと】ではありますが、出品者による意図的に見える、又は明らかな出品価格の操作は、当方は見ていて≪非常に遺憾であり不愉快さ≫を感じます。
以前にも触れたことがありますが継続した同じ出品物を ≪落札されないから出品価格を下げよう、又はヒットしたから今のうちに出品価格を引上げよう≫ という行為は既に落札された方や入札を考えている方達に対して不快な思いをさせるのではないでしょうか?
オークションは≪ビジネスとしての手段だ≫と割り切ったお考えの出品者なら話は別ですが…
中には、新品であれ中古品であれ『誰かの役に立つのであれば使って欲しい』という気持ちの出品者の方達もいらっしゃると思います。(特に車やバイクパーツ等はこの傾向が多いと思います)
その中で価格と価値が比例しており、出品者と入札者のお互いの意思が疎通した時にオークションが成立するのではないかと当方は考えております。
当方は ≪落札=儲かる≫ では無く 【落札=製作品の価値を認めてもらった】 という価値観でありまして正直な話、原材料費と使用工具の電気代とたばこ銭(程度)が戻れば何も言うことはございません。
家族に怒られてでも製作に没頭できることが何よりの幸せであり、大げさな表現かもしれませんが『生きがい』さえ感じております。
類似品が出てきても、それは良きライバルであり当方としても『自己研鑽』として競い合いたいという気持ちですが、今回は行き過ぎたところがありオークションをご覧の方々を不快にさせてしまったと、つくづく反省いたす次第でございます。
今後この様な事態が起きないよう行動や言動を慎む所存でございますので、これからも当方の製作品に対しご理解とご賛同いただけましたら幸いでございます。