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久しぶりの愛車いじり パート2!!

いつもご覧いただきまして誠にありがとうございます。

さて、前回の愛車いじりの完結編です。
作業自体は何の変哲も無いことなのですが、実は想定外のことが起こりまして
埃を被っていた特工を久々に活用しての組上げとなりました。

以下は、その工程内容です。


まずは、旧エンジンヘッドカバーからME08ヘッドカバーにロッカーアームASSYを移植します。


先日の騒動時に一度開封したときにはカムシャフトとの当り面等は確認していましたが、今回は各パーツ類の状態を一つ一つ点検確認しました。



・ロッカーアーム・サブロッカーアームの状態


カムシャフト当り面は何ら問題ないのですが、むしろ心配していたのは各ロッカーアームやアームシャフトの磨耗です。



前回のOHには、Dロッカー以外このパーツ群はまったく交換していなかった都合、上手く潤滑してくれていれば『強化ボルト』の効果も確認できるので半信半疑ながらロッカーアームのシャフトを抜きつつアームを手に取りシャフトとの当り面を覗いてみると


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ご覧のように偏磨耗やかじり、ささくれも無く綺麗に当たり面が出てました。

全てのロッカーアーム・サブロッカーアームについて基準値の範囲内に収まっており、再使用も支障なく安心いたしました。



・ロッカーアームシャフト

各シャフト自体もアーム同様に支障なく当たり面が出ており、段差等も基準値内だったのでこちらも再利用します。
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通算走行距離3万キロオーバーになりますが、このパーツ群(Dロッカー以外)は無交換ながら摩擦を最小限に止めた『オイルライン強化ボルト』の効果は十分発揮しており、某超有名XRチューナー様がご心配されていた予想は、ここに実証したことで残念ながら【はずれ】となり、自分の考案に間違いなかったとあらためて確信するとともに、何とかプライドと信用を回復した感じです。



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パーツを組上げる前に、各摩擦面に低フリクション処理(金属表面の再形成処理)を施してからME08ヘッドカバーに完全移植のうえ、各パートが抵抗無く可動するか確認をして次の作業に移ります。




次は、ヘッドカバーを止めるフランジボルトの各ねじ山修正をします。


私は、組み立ての前には必ずタップを使って一つ一つねじ山に通して雄ねじから付着した切かすやごみを取り除いています。
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これをすることで、ボルトを締める時に均等で正確なトルク値をボルトに伝達することができます。(とても地味な作業ですが、特にエンジン組み立て時は最重要と考えています)



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わずかではありますが、ご覧のように切かすが付着しています。
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で、次々こなしていき穴通しの最後である右前のノックピンが入る雌ねじにタップをゆっくり回し入れていくうちに、「ねじ込む抵抗感覚が薄いなぁ」と思い、一旦引き上げてみると






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ご覧のように、なんと雌ねじの山が入口から1cmほど抜けて出てきました。




しかし、雌ねじ山が3分の2は残っているので『大丈夫だろう…』と思いつつガスケット及びヘッドカバーを取付け新品の各ボルトにスレッドコンパウンドを塗布して仮組みした後、トルクレンチで数回に分けながら均等に規定トルクまで締めていきます。







雌ねじがとんだ箇所は、ボルトが締まっていく感覚があったので「よかったぁ」と安心していたところ、他のボルトは規定トルクに達していくのに、そのボルトだけ締まりが甘いので

『まずい』と感じ、すぐさまそのボルトを外してみると








やはり、入口のねじ山が無くなった分、ねじの応力が均等にかからずにこの様な状態になっていました。(右が同一規格の正常なフランジボルト)
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結局全てのボルトとヘッドカバーを外して、とりあえず小休止。【精神的ショック大!】






しかし、偶然というか以前にねじ山をなめてしまった時に使った治具があったことを思い出し
急いで倉庫を捜したら、埃を被った赤いケースを発見。





ねじ山修正の救世主『リコイル』です。(俗に言うヘリサート)
しかも、サイズが6Mだったこともあり、気を持ち直して早速加工に取りかかります。





まず、下穴を開けてから専用のタップでねじ山を切っていきます。
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念のため、コイルを入れる前にねじロックの中強度用を塗布してから挿入します。
(稀にコイルがねじと共回りしてテンションが強くなってしまう可能性があり、規定の締付けトルクが狂ってしまうのを防ぐため)
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後は、元通りにヘッドカバーを取付けてから再びフランジボルトを仮組みのうえ、正確にトルクレンチで締めていき、無事全てのヘッドカバーボルトを規定トルクで組上ました。
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エンジンハンガーを組上げてから、タペットを調整しヘッドにオイルを満たしてエンジン組上げは完了です。

数回空キックをしてヘッド内部の作動状態をチェックして最終工程に移ります。


最後はデコンプレバーASSYをハンドルバーに取付て、ハーネスを調整して作動確認し終了です。
【ホルダーを分割式に加工していたのでグリップやスイッチ類を外さずに済み、取付は楽チンでした!】
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これで、冷間時や高温時でもエンジンの始動が容易になりましたし、無塗装なので放熱性も良く見た目もかなりME08っぽくなったので、自分としてはとても満足です。
(今回は想定外の展開でしたが、とてもよい経験ができました)
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次回は、足回りのメンテがてらME08風にいじってみることにします。


※ デコンプレバーホルダー分割式にご興味がございましたらご相談ください。


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Author:TWR PRODUCTS
初めまして!TWR(Thousand Wave Racing)と申します。
ノーマルを基本としたXR250(MD30)のチューンをしています。あまりお金を掛けずにいじること「チープチューン」をモットーに、いろいろ製作開発しています。個人レベルですが参考になれば幸いです。

自己紹介
根っからのオフロードライダーです!
乗り始めはMTX50から始まりMTX125、CRM250Rと乗り継いで今はホンダ伝統の名車XR250V(97式)を乗って林道、レース、ツーリングといじりまわすに飽き足らず、自分でオリジナルパーツを製作しています。RFVCエンジンやオイル系統ならお任せください!
また、『ヤフオク』をはじめとしてヤフーショッピング・直販サイト・Amazon でも製作品を頒布していますので興味があったらご覧下さい。
モットーは「チープチューン」です。

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